映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、原作小説と映画で視点や構成が大きく異なります。
「思っていた以上に原作と映画が違っていて驚いた」そんな感想も見かけるほど、実は原作と映画でかなり違いがある作品なのです。
この記事では、映画と原作の主な違いを分かりやすく紹介します。
原作と映画どちらから入っても楽しめますが、知っておくと両方をもっと楽しめるので、ポイントをチェックしていきましょう。
原作「ストロベリームーン」はどんな話?
芥川なおさんのデビュー作で、2023年刊行。
高校の入学式、佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌に出会った初日に告白され、付き合うことになります。
二人は好きな人と見ると永遠に結ばれるという6月の満月 “ストロベリームーン” を見に行きますが、その後、日向は萌の余命が少ないことを知ります。
物語は基本的に日向の視点で描かれ、高校時代だけで完結する構成になっています。
映画との3つの大きな違い
① 「13年後」のパートがあるかないか
映画では、高校生だった萌と日向の物語に加えて、“13年後の日向(杉野遥亮さん)の物語”が交差しながら描かれます。
萌からの手紙が届く場面も、実は映画オリジナルの展開です。
原作にはこの “13年後” のパートは存在しません。
② 視点が違う
映画は基本的に萌の視点で物語が進みますが、
原作は日向の視点で書かれています。
同じ出来事でも、誰の心の動きを追うかで印象がかなり変わります。
③ 麗との関係性、日向の職業
原作でも高遠麗は日向への想いを抱く幼馴染として登場しますが、映画で描かれるような ”萌の親友” というほど近い関係ではありません。
また、13年後の日向の職業も、映画では教師と家業の醤油屋を継ぐ設定ですが、原作では外科医になっています。
どっちから読む・観るのがいい?
正直、どちらからでも楽しめます。
- 映画から入ると → 原作を読んだときに「あのセリフにはこういう意味があったのか」という発見がある
- 原作から入ると → 映画の改変の意図や工夫が見えて、違った感動がある
ある読者は「映画と原作は別物」と感じたそうですが、別の読者は「視点が違うから両方の気持ちがわかって嬉しかった」とも話しています。
どちらが優れているという話ではなく、同じ物語を違う角度から描いた2つの作品として楽しむのが一番かもしれません。
まとめ
「ストロベリームーン」は、原作と映画で視点・構成・キャラクターの関係性まで変えてきた、意外と思い切った改変が施された作品です。
一度観て(読んで)満足した人も、もう片方に触れることで新しい発見がありそうですね。
原作情報
ストロベリームーン
著者:芥川なお
出版社:すばる舎
ページ数:312ページ
ジャンル:青春純愛小説
2023年刊行・2025年文庫化
シリーズ累計21.5万部突破(2025年8月時点)
続編「コールドムーン」芥川なお
※2026年6月時点で映画化の発表はありません。







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