スーパーやコンビニで見かける、あのカラフルなカルビーのポテトチップスの袋。
最近、そのポテチの袋が白黒(モノクロ)になっていることをご存じですか?
しかも今、そのポテチ袋のシルバーの空きスペースに絵を描く人がSNSで急増中!
絵描きさんたちの間で「新しいキャンバス発見!」と話題になっています。
SNSで話題!きっかけは漫画家・一葵さやかさんの投稿
火付け役になったのは、漫画家の一葵さやかさん。
白黒になった「かっぱえびせん」の袋に、自身が描くキャラクターのイラストを描いて投稿したところ、1万件超のポスト、5万を超えるいいねがつく大反響に。

その後も白黒ポテチの袋にお気に入りのキャラを描いた投稿をして、再び話題になりました。
これを見た他の絵描きさんたちも次々と便乗。
「空白が何か描けと言ってくる」「描くのやめられないとまらない」といった声と共に、自分の推しキャラやオリジナルイラストを袋に描く投稿がSNSにあふれています。
ちょっとしたギフトにも
「キットカットにメッセージを書いて渡すやつみたいに、メッセージを書いて誰かに渡せそう」というアイデアも出ていて、お絵描きだけでなくちょっとしたギフトのひと工夫としても注目されています。
シンプルな見た目になったことが、思いがけず新しい楽しみを生み出した形ですね。
みんなどうやって描いてるの?
投稿を見ていると、ちょっとしたコツも共有されています。
- 下描きには消せるペン(コピックマルチライナーなど)を使い、失敗したらティッシュで拭いて消す
- 描きにくいので、中身のポテチは一度別の袋に移してから描き、終わったら戻す
- 撮影時は何もない天井などを映り込ませると綺麗に撮れる
漫画家の一葵さやかさん本人も、書くポイントをXに投稿していました。
【白黒パッケージにらくがきするポイント】
引用元:漫画家・一葵さやかさんの公式X
①なるべく折れがない袋を選ぶ
②手の脂が油性ペンを弾いてしまうので、よく手を石鹸で洗ってから描く
③油性ペンはインクの出がいいものを使う
④キャラへの愛👍✨
ポテチが白黒になった理由とは?
カルビーは2026年5月12日、「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「フルグラ」など主力14品について、パッケージの印刷インクを白と黒の2色に減らすと発表しました。5月25日の週から、お店の商品が順次切り替わっています。
※詳細はカルビー公式サイト→お知らせを参照。
ちなみに味や内容量、品質には変更がないので、安心して食べられますよ!ということです。
理由はナフサ不足
理由は、中東情勢の緊迫化によるインクの原料(ナフサ)不足。
ポテチ袋の印刷には、色をフィルムに定着させるための溶剤が必要で、その多くが原油から作られるナフサ由来――。
中東での緊張でホルムズ海峡周辺の物流が不安定になり、ナフサの調達が難しくなったことが背景にあります。
なぜ白と黒だけは大丈夫なの?
なぜ白と黒だけは大丈夫なのか――
それは顔料の種類の違いによるもの。
- 白インクの顔料「酸化チタン」→ 鉱物由来で石油にあまり依存しない
- 黒インクの顔料「カーボンブラック」→ 天然ガスや石炭からも作れて調達しやすい
つまり、白と黒は石油(ナフサ)への依存度が低いため、安定して作れるというわけです。
まとめ
「ポテチが白黒になった理由」を調べていたら、思いがけずSNS発の新しい楽しみ方まで見つかりました。
ポテチが白黒になったのは、見た目を変えるための演出ではなく、世界情勢が引き起こした「インク不足」への現実的な対応からでした。
その背景には、中東情勢の影響による原材料の調達問題という、決して明るい話題ばかりではない現実もあります。
それでも、その変化をきっかけにシンプルな袋へ絵を描いて楽しんだり、新しい表現の場として活用したりする人たちが現れたのは、なんだか前向きで素敵な動きですね。
困った出来事の中にも、小さな楽しみや工夫を見つける人の発想力には驚かされます。
次にスーパーで白黒のポテチを見かけたら、ぜひその背景にも思いを巡らせてみてください。
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